INVISIBLE RISK


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イラスト―鈴倉温

【あらすじ】
青春の全てだったバンドが解散し、呆然とするベーシスト・杉本。そんな中、大学で「ベース募集」の張り紙を見つけ、そのままメンバーと顔を合わせることに。そこで低くなめらかな美声を持つヴォーカル・汐野に出会うが、中性的で優美な見目をよそに、中身は癇癪持ちのお子様で!?初対面で大喧嘩となった二人だが、手渡されたでもテープを聴いた杉本は、その声に無性に心揺さぶられ…。

【感想】
時代は90年代初頭なので……私なんかは懐かしいなぁ〜と思うところですが、若いお嬢さん方には馴染みが薄いかもしれません^^
そして、今では信じられないかもしれませんが、携帯もネットもない時代ですから、一人の人間が姿をくらますとどうなるか?!
あることがきっかけで汐野が行方不明になるんです^^
知人に聞いて回って、行きそうなところに行って……あとは待つしかない^^
でも、そのどうしても気になって仕方ないのに待っているという状態が、本当に大切なんだと思えたり、とにかく声が聞きたい!会いたい!一目見るだけでも良い!と思いを募らせるスパイスになっていたりもしました^^
そういう、ちょっとだけ不便な時代を味わいつつ、二人の絆が深まっていくのをご堪能ください^^





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