The end of youth 〜あいの、うた〜


##amz_4883863743#S#

原作―木原音瀬

【あらすじ】
俺を愛してみいや。俺はあんたを裏ぎらへんで。

田頭眞一はミュージシャンとしての地位や名声、成功と引き替えに友人や自分を慕い無心に愛を囁く男を捨てた。
しかし…歌が売れたのは一瞬。その後は鳴かず飛ばずのどさ回り。
数年後の田頭に残ったものは中身のない歌とちっぽけな栄光、そして捨てられないプライドだけだった。
音楽の世界に未来は見つけられず、青春時代の夢も断ち切れずに理想と現実の間で彷徨っていた田頭は自分を愛した男と再会した。
…自分の身勝手さは憶えている。けれど、大人になった今も純粋さを失わない、男の清廉な目に、今の自分はどう映るのだろうか――。
田頭は、男・力に活路を見出そうとするが…。

【感想】
ergoで「つづく」となっていたので、お話は知っていますがどうしても宮本さんの絵で最後まで読みたかった(笑)
あれはある意味放置プレイ^^
眞一の感情もわかる。
過去の栄光やプライドをずっと持ちたい気持ちっていうのは大なり小なり人間って持っているものだと思うんですよ。
そして、それが今の自分を苦しめたり、または人に不快な思いをさせたりすることもあるってことはみんな分かってます。
でも捨てられない。
そして傷ついたとき、当時は居心地が良かったとは思えなかった場所も、そこだけは特別に自分を受け入れてくれるんじゃないのか……と期待する気持ちも。
そして、かつて全部をかけて愛した人が例え裏切ったとしても、受け入れてしまう力の気持ちもわかっちゃうんですよねぇ^^
人間臭くて大好きな作品が宮本さんの絵でさらに世界が広がりました!





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