「なんやこづえ、白石みたいな匂いするー」

「そうかな?」

「金太郎、俺は?」

「白石は…こづえみたいな匂いする」

「おーおー、仲のよろしいこっちゃ」



金太郎と謙也が白石家に遊びに来た。遊びに、とは言っても引っ越したばかりで部屋は段ボールだらけで正直汚い。現状を話すと二人は「手伝う」と言って聞かず、片付けの手伝いまでさせてしまった。
あらかた片付くと真新しいガラステーブルにコンビニで買ったお菓子やチューハイを並べ、雑談が始まった。



「やっぱ一緒に暮らしよったら同じ匂いになるもんなんやなぁ」

「そらな?同じベッドで寝とるんやろ?当たり前やっちゅー話やろ?」

「け、謙也…やめてよ、恥ずかしい」

「えー?何で?一緒に寝とったら何で恥ずかしいん?」

「金太郎はいくつになっても純粋やなぁ」

「可愛いねぇ」

「こづえばばくさいで」




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