唇のお菓子









「ブン太今日誕生日なの?」

「今頃かよ」

「…はい」

「彼女からの誕プレが飴玉一個とか俺ちょーせつねー!」

「こ、こんどちゃんとしたの渡すから」

「おいおい…」

「おーブンちゃん誕生日おめでとーう」

「おー仁王うぜー」

「ほれプレゼント」

「…これ、あの有名なとこのケーキじゃん!しかも1ホール!」

「昨日東京行ったき。開店前に並んでやったナリ」

「おま、わざわざ東京まで行ったのかよ!」

「有り難く思え」

「上から目線うぜー!ま、サンキュ!」

「じゃあの」

「おー」

「ブン太ごめん…」

「は?」

「仁王のケーキに比べれば私の飴ちゃんなんて…」

「べつにいいぜぃ?今度のやつに期待する」

「でも、わた、」

「ん」

「…キスしてごまかさないでよ」

「お前が最近俺のためにケーキの練習してんの知ってっから」

「え、なんで知ってん、」

「今日の分はさっきのキスでチャラな」

「なにそのどや顔かっこいいからやめて」




HAPPY BIRTHDAY ブン太!




100420





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