教えて









「仁王」

「んー?」

「もし仁王と付き合うと何が出来るの?」

「セックス」

「開口一番セックス」



仁王は眠そうに欠伸をして、ひょろりとベンチから立ち上がった。腕まくりをしたジャージから白い腕が惜し気も無く晒されている。しなやかに適度な筋肉を纏った腕だ。って私はどこを見ているんだ変態か。綺麗な顔をしているくせにその口から出てくる言葉は残念なものばかりだな。



「なんじゃ、お前さん、俺と付き合いたいんか」

「違うし、聞いてみただけ」

「ほー、残念じゃ」

「大体仁王ならセックスさせてくれる人なんていっぱい居るでしょうが」

「まぁ困りはせんがの」

「何か問題でも?」

「確かに俺はお前以外の女ともセックスは出来るが、キスしたいと思えるんはお前だけじゃ」

「…ホワッツ」

「つまりはお前さんの事好いとうっちゅー事ナリ」

「…」

「付き合わんか?真面目にの」

「私以外の人とセックスしないならね」

「プリッ。お前がキスさせてくれるんなら我慢しちゃるき」

「あくまで上から目線」




100407





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