愛でるように花を手折る。花を結び、花を織り、輪を作る。それで俺を飾る。俺は俺を愛でる。手折られた花は遠からず枯れる。俺はまた新しい花を手折る。俺の指は水と泥でふやけた。手折ってきた花の涙だ。汚れた俺は本当に愛でたいお前に触れる事が許されない。そんな夢を見た。俺は嗚咽を殺した。お前が好きでたまらない。100825