シンさまのことは好きよ?かっこいいし頼りになるしとっても素敵なキャプテン。わたしが一番のファンだって胸を張って言えるわ。けどね水鳥ちゃん、わたしはあなたのその綺麗な緋色の髪の毛のひとすじだってこぼさないように抱きしめたいし、長いまつげがチャーミングな深い翡翠の瞳に見つめられたら胸がどきどきしてうれしいし、わたしの耳に届く声だって凛としていて、名前を呼ばれるとうっとりしちゃうし、正義感の強いところだってとても好感が持てるわ。わたしはあなたの素敵なところをこんなにも、いえ、これよりもっとたくさん知っているのに、肝心のあなたはわたしじゃなくてサッカーが大好きな後輩の男の子ばかり見ているのね。どうしてわかるかって?だってあなたが彼を見るときの目は、わたしがあなたを見るときとおんなじなんだもの。






恋をしている(初めて会ったあの日から、ずっと)









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