※放課後メイクラブの続き
※赤降にハマった当時に書いてるので赤司の口調があやふや気味




首元を飾るリボンがしゅるりと引き抜かれて、それはあっという間に俺の手首を縛りあげる拘束具になった。次に留めていたブラウスの前を開かれて、自分のない胸が赤司の眼前にさらけ出される。いくら男だと言っても物欲しそうな顔で視線を送られたらやっぱり恥ずかしい。

「見られて恥ずかしいのか?もうこんなに硬くなっている」
「そ!んなこと、な…ぁあ…っ!」

図星をさされて顔にかあっと熱が集まる。言い返そうとしたけれどそれは赤司の指と言葉に阻まれてしまった。

「胸だけでこんなに感じるなんて、まるで女子のようだな…」
「…ぃ… ん、っ あ…!…や、めろよぉ…」

指先で胸を捏ねられながらそんなことを言われて、恥ずかしくて涙で視界がにじんだ。きゅっと摘まれて、呼応するように身体が跳ねる。さっき一度果てておとなしくなっていた中心がまたじくじくと熱を持ち始めた。
丹念にこね回された乳首は、真っ赤に腫れてぷっくりと立ち上がっている。赤司はそこへ、本当に食べてしまうかのようにむしゃぶりついた。

「あ…っ!」

赤司が乳首にほんのすこしだけ歯を立てるものだから、そのたびに電気のような快感が身体の中を駆け抜けて、否応なしに背がしなる。さっきリボンで手首を拘束されてしまったために口を押さえることも出来ないから、この恥ずかしい声が全部赤司の耳に入ってるんだと思うともういっそ死んでしまいたい。
両方の乳首をそれぞれ指と舌で丁寧に愛撫されて、気持ちよさに頭がくらくらする。触られていないのに、自身がどんどん熱を帯びて、勃ってきたそれがじわりと蜜を滲ませた。

「へぇ…胸しか触っていないのに、もうこんなになるなんて…随分感じやすいんだね?」
「へぁ…っ!?やだ…っ見、んなぁ…!」

さっきイったばかりなのに、俺の中心はまたしっかりと芯を持ってひくひく震えていた。
俺が赤司の愛撫に感じて、勃てちゃってるのなんか見られたら恥ずかしくて余計に反応してしまう。皮膚のすぐ下で血液が勢いよく流れて、下半身の中心に集まっていくのがよくわかる。

「すごくかわいいよ」
「…っひ、 ぅ…!」

赤司はそう言いながら俺の自身をピンと指ではじいた。それさえも性感になって、びくりと身体が跳ねる。半分勃ち上がった俺のそれを楽しそうに眺めながら、赤司はとんでもないことを告げた。

「じゃあ今から四つん這いになって、後ろを自分で解せ。出来るな?」

有無を言わせない厳しい命令口調も、今の俺には脳を甘く痺れさせるだけの媚薬だった。貫くような視線に心臓が大きく脈打つ。決して逆らえない絶対的な支配者の威圧感が、そこにはあった。両手首にあったリボンは、いつの間にか右手首にかわいらしく結ばれていた。

腕を組み、部室にある小さな丸椅子に腰掛けてこちらを見つめる赤司に向かって、俺は尻を高く突き出すように膝を立てて四つん這いになった。下着はもうとっくにないから、スカートを捲ると赤司には俺のお尻の穴まで丸見えだ。
その恥ずかしい事実にまた中心が硬くなって、濡れないはずの後孔がじんと熱く湿った気になる。体重を支える膝がもう既にがくがくと震えて情けない。
赤司がそばに置いてくれたローションを手にたっぷり取り、その指を一本ずつゆっくりと後孔の中に埋め込んでいく。ローションの冷たさがすこし気持ち悪いけど、それも始めだけだ。入った指をくるくるとかき混ぜるように動かせば、中の熱さであっという間にローションは馴染んで、後孔が開いていく感覚がした。つづけて二本、三本と指を増やしながら、俺はつい自分で気持ちのよくなるしこりを引っ掻いてしまっていた。

「んぁっ…!ふぁ、はぁあ… …んん…っ 、 ぅんんっ…!」

その内俺のお尻の穴はだらしなくはくはくと開閉を繰り返して、大きな快感を待ちわびるようになった。指を抜き挿ししていたせいで穴からローションが伝うその感覚さえもどかしい。

「ぁ…あかしぃ…っ」

はあはあと息を荒げて、先ほどから微動だにせずこちらをまっすぐ見つめる赤司の方へと振り返る。視線が絡み合うと、赤司は口の端を吊り上げて不敵に笑った。妖しい、色っぽい笑みに鼓動が高まる。そしてついに椅子から腰を上げて、今なお四つん這いの俺のもとへ来ると、細長いその指を二本、俺の後孔へ挿し入れた。

「んぅ…っ!」

自分のじゃない、赤司の体の一部が俺の中にある感覚に、自然と腰が揺れる。
赤司の指は、やはり赤司と同じようにこういうことをする時は意地悪らしい。ぐちゅぐちゅといやらしい水音をたてて中を広げるみたいに動きながらも、一番気持ちいい場所だけは触れないよう避けていた。そのせいでもどかしさばかりがどんどん俺を支配していく。


「あか、っお、ねが… あっ…!さわ、っ …!」






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