(こわいの?)
(っ、そんなわけないだろう!!)
(じゃあ…どうして、僕と目を合わさないの?)
(それはっ…お前が、近いから…)
(近いことは目を逸らす理由にならないよ)
(……)
(…ほっぺた、赤いね …かわいい)
(な、…っ!)
(あははっ、…緊張…してるんだ…?)
(…見るな…っ)
(なんで…?僕、白竜のかわいい顔、見ていたい)
(〜〜〜かわいい、とか…言うな…!)
(じゃあかわいいって言わない代わりに、キスしていい?)
(はっ!?いっ、いいわけあるか!)
(…白竜、さっきからダメばっかりでつまんない… こんなの割に合わないよ)
(なぜだ)
(僕は白竜が好きで、白竜も僕が好きなのに、どうして触れ合ったりキスしたりするのがいけないの)
(………それは……、)
(それは…何?)
(〜…は、……恥ずかしいだろう…)
(恥ずかしい…かなあ?)
(っ、少なくとも!俺は恥ずかしい!)
(僕は恥ずかしさよりも、白竜を好きな気持ちの方が大きいから)
(いつだって触っていたいし、抱きしめて暖かさを感じたい)
(白竜の赤い瞳に見つめられたいし、キスだってたくさんしたいよ)
(白竜は僕に触れられるのが、嫌なくらい恥ずかしいの…?)
(…お、俺だって…!シュウが抱きついてくるのは……き、嫌いじゃ、ない…)
(……キスも、…シュウとなら……し…ても、いい)
(ほんと?)
(う、嘘でこんな恥ずかしいこと言うわけないだろ!バカ!)
(ふふっ…ごめん…白竜がかわいくて、ついからかっちゃった)
(なッ…!)
(許して?)
(……じゃあ、キス)
(え?)
(だから!キス!)
(キスが…どうしたの?)
(〜だから…っ…、お、俺に…シュウから……キス、してほしい…)
(ふふっ、よくできました…)
(じゃあ白竜…目、つむって?)
(ん…)






熱に染まる(ふれた指先も、唇も)





ふたりがいちゃこいてるだけ




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