▼ 次元降下
Jul 31, 2015(Fri.) 00:19
 落ちる、落ちる。どんどん落ちてゆく僕とNは止まらない。止まることをNは知らないし、僕は止まることを選ばない。知っている僕が歯止めをかけないのだからNは止まらない。僕も止まらない。眠るようにとろりとした感覚は麻痺した印。どんどん落ちて行って、底で僕らはどうなるのだろう。
「トウヤ…?」
 嗚呼N、何も心配はいらない。だからそのまま落ちてゆこう。



次元降下
(僕らを受け入れない世界になんか)
(居る必要がないのだから)



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