<112対55で桐皇学園の勝ち!!礼!!>
「ありがとうございました!!」

…ホントに、終わっちゃったんだ

呆然としながら控え室まで歩いていく

ガンッ!

「…くそっ」
「っ!?」
「あたるな火神、切り替えろ!」
火神くんのロッカーを殴る音と日向くんの声でハッとする

だめ、ぼーっとしてたら…っ

「そうよみんな!まだ2試合あるんだからねっ
落ち込んでるヒマなんてないわよ!!」
…わかってる、わかってるよリコ
でも…試合が終わってからじわじわくる…
けっこー、キツい、かも…
試合に出てない私ですらこうなんだから、試合に出てたみんなはもっときついよね…

「反省はあと!とっとと帰るわよ!火神くんはちゃんと病院行かなきゃダメよ!」
「ウス」

―2日後
私達は残り2日全力で挑んだ
しかし桐皇との戦いの爪痕は確実に残っていた。
火神くんの欠場、チームの不協和音、そして黒子くんの突然の不調
今までチームを何度も救ったパスはミスを連発し見る影もなかった
満身創痍で最後まで戦うも、

2日目、対鳴成高校 惜敗
3日目、桐皇学園が全勝
しかし誠凛が勝てば3チームが1勝2敗で並びインターハイ出場への可能性が残る

全てを懸けて挑んだ最終戦
…それでも挑む者全てが勝者となれるわけではない

私達は負けた

そして、誠凛高校のインターハイへの挑戦は終わった―

―だが、全てが終わったわけではない
終わるということは同時に、始まりを意味する

―つまり、

新しい挑戦へ―



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