「うおっ開始早々青峰だ!!」

早々ってか、後半はほとんど青峰くんでくるんだろーなぁ…
[キセキの世代]エースにしてスーパースコアラーの青峰大輝くん

何もできないまま黒子くんを出しても結局第4Qがジリ貧になるだけ…

お願い、火神くん…ッ!!

ダム…
青峰くんは一回ボールをつくと、ドリブルをしながら火神くんの横を抜けて行った

フェイクにかかったわけじゃない…
なのに、あんなにあっさりと火神くんを抜くの!?

「ヘルプ早い!!」
「しかも二人だ!!」
水戸部くんと土田くんのヘルプを見た福田くんと河原くんが叫んだ直後、

「え…ッ!?」
青峰くんはスピードを即座に緩め、フェイダウェイでボールを放った

そのすぐあとに火神くんがブロックをしに跳んだが、少し間に合わずボールはゴールに吸い込まれていった

残り 9:41
桐皇学園 51
誠凛 39

12点差…

「ぶちこめェ火神!!」
1年生の声と同時に火神くんが跳んだが、あっけなく青峰くんに止められてしまった

まただ…どんなに火神くんが速く攻めても青峰くんはそれ以上の速さで返してくる

…そういえば、

「火神くん、レーンアップするつもりだった?」

本人が意識してフリースローラインで踏み切ったのかはわからない
ただ、それでも青峰くんは止められないんだ…

「…やめだ!やっぱ性に合わねーわ、生真面目なバスケは」
「雰囲気が、変わった?」
青峰くんは小さく1回息を吐くと、

ダムッ

さっきと同じようにドリブルしながら火神くんを抜いた
…ただ、さっきと違うのは、

「なに、この動き…ッ」
ボールを自由自在に操りながら火神くんを抜いた動きはどのDVDを見ても映っていなかった変則的なもので

「させっかぁ!!」
すぐさま反応した日向くん、水戸部くん、土田くんが3人がかりでブロックにいったが、青峰くんはそのまま突っ込んで行った

「よし、ゴール裏!!」
「止めたぁ!!」
誰もがそう思ったのに

フワッ

ゴール裏から青峰くんが投げたボールは3人の誰の手に当たることもなくゴールに入ってしまった

「なによ、それ…」

めちゃくちゃだなんて、そんな可愛いもんじゃない

青峰くんのバスケにはセオリーが全く通用しない…ッ!!



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -