「いやーびびったびびった。こんな時間に花火やるとかいうから来てみたら、なんすかあの人だかり」
「人だかり?」
「ぅあっ!!花火って…それ本物ですよ、東条さんっ一体どこで…ッ」
「お、さゆ。あぁ、祭りのバイトでくすねた」
「犯罪ですよ!?」
ふいに、くったくない笑顔で言った東条さんの背中に、ベルちゃんを見て、思考が少し止まった
…東条さんにベルちゃんのこと、言った方がいいよね

「あの、」

ドォンッ

声をかけようと口を開いた瞬間、花火が開く大きな音が辺り一面に響いた
そして、

「なぁ、男鹿辰巳」
東条さんの視線の先には、辰巳が立っていた
…あれ、もしかして二人が戦う感じですかね?



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