「リョーマくん、どんな球にも追いついていってるよ!」
「このままいけばチャンスがあるかも!」

「あ、桃」
「さゆ先輩」
楽しそうに話している1年生の後ろにいた桃の隣に並んで立つ

「どう?期待の越前くんは」
「完全に海堂のワナにはまっちまってますよ」
「えー…」
普通にはめられちゃってたらつまんないじゃな、

「…あ」
「なんですか?」
「やっぱり越前くんは期待通りの仕事をしてくれてるな、って思ってさ」
頭上に¨?¨を浮かべている1年生を見ながら口を開く

「毎回毎回、あんなに低い打球を足元に打たれてたらさ、海堂くんはヒザを曲げっぱなしで打ち返さなきゃいけなくなるわけじゃない?
通常の2〜3倍は体力を使うことになるんじゃないかな?」

これだからテニス部のマネージャーはやめらんないんだよねー

「毎年面白い人が増えてってくれるしね」

嬉々として打ち返している越前くんを見ながら、思わず笑みをこぼした



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