惰眠的思考

 



「僕はいつか誰かに殺されるんです」


古泉は笑顔で言った。
相変わらずの電波野郎である。




惰眠的思考






「は?」
「刺殺ですよ」
「あぁ…いや、」
「それでですね、」


おいおい聞けよ。

動揺するこっちのことなどお構いなしだ。
古泉は言葉を続けた。


「殺人ですから、きっとニュースで報じられるんです。全国放送は流石に無理でしょうがね。まぁそれは置いておきましょう。あなたはインタビューを受けるんです、高校のときの友人として。」


ちょっと待て、誰が誰の友人だって?
俺とお前はただの知り合いだ!

と頭のなかでつらつら考えてはいても、口に出せるほど情報の整理はできていなかった。


「その時まであなたが僕を、古泉一樹を覚えていてくれたなら、僕はとても嬉しいんです」

にっこりと笑った古泉は女子が見たら黄色い声をあげそうなくらい輝いていた(もちろんそれは幻覚だ錯覚だ!)。


しかし俺はあいにく男だからして。



「古泉、お前意味不明な上に気持ち悪いぞ」


ため息と共に吐き出された言葉に、古泉はゆっくりと微笑んだ。




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きもちわるい古泉第2弾
ちょっと電波とばしすぎました^^



 









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