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『『『あぁ、トリップしてえ』』』







『なんでハモんだよ』

『あはは、馬鹿みたいー』

『だって馬鹿じゃん』

『そうでした!』

『おい』


こちら残念な会話を繰り広げているのは








馬鹿たち










『そんなことよりさー、トリップしたい』


馬鹿な会話を振り出しに戻したこの人は

神崎 澪生


いきなりテンションが上がり下がりする彼女は


『あああどうしよう、山本に会ったりとかしたら私は死ねる』



そう、山本が好きで

……今はテンションが高めな時間のよう







『はいはい。だいたい野球馬鹿なんかに会ったところでどーにもなんないっての!野球馬鹿なんかに。』

『二回言うな!』


彼女は

常田 悠希




いかにも自分は興味ないかのように、軽くあしらったのだが


『どう考えたって獄寺くんの方がかっこいいじゃん。』


自分は自分で獄寺が好きなのである






『いーや、山本!』

『獄寺くんですー』

『山本!』

『獄寺くん!』


『綱吉くんだから!!!!』


『『うお、びっくりした』』





そして、今突然主張し出した彼女は

星川 乃々歌





何処かぬけていて、は?っていうことを時々真顔でする

さらに、とことんいじられやすく悠希と澪生からはいつも、といったところだ



まあ、今自分から言ったのでお分かりだろうが


『綱吉くんの方が良いに決まってるし!』


彼女は彼女で、ツナが好きだ











『絶対山本だ!』

『獄寺くん!』

『こないだ発売の巻の表紙見た!?』







表紙。



そう、この言葉からも分かる通り

彼女達が先ほどから言い合いを続けてる恋のお相手の居場所というのは……








二次元。













『『『あぁ、トリップ…』』』



『またハモったー!!』

『はははは!駄目すぎる』

『ホント馬鹿丸出しだ、あははは!』






くだらない会話。




止まらない笑い。





そう、大事なのは楽しむこと!











日々笑顔!









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