2/6









『(ちょっと……やばいかも………)』





こちら神崎澪生は現代文の授業中




本来ならば黒板に書いてあることをしっかりノートにうつし
先生の話を頷いて聞いて……








『(…もう無理だ)』



―――ガタッ







って…


せめて音をたてずに寝ろよ、と言いたいところだが




……まあここまで起きてた方が珍しいのかもしれない。











つまり彼女は授業中居眠り常連な訳で

今日もいつも通り、
机に突っ伏した。


彼女にはバレないように寝るなんてめんどくさいことは出来ないよう。








『(………先生ーごめんねー、私は睡魔に勝てませーん)』







謝る気は一応あるようだが

今思ったこの言葉から彼女の誠意が感じられる人なんていないことだろう










まあこうして、

神崎澪生は深い眠りについた。












人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -