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『悠希ちゃん?』

『悠希の声だよね…?』



「とにかく行ってみよう!」







ドタバタと階段を下り、

熱があるようだからと
母さんに頼んで布団を敷いてもらった部屋へと急ぐ








「どーしたの!?」












ドアを勢いよく開けると


唖然とした様子で座っている獄寺くん、と






もう一人は、部屋の隅に布団をつかんで逃げている















「……獄寺くん、何かしたの…?」








ちなみに獄寺くんは、彼がいると話がややこしくなるだろうということと
一人で寝かせておくのは心配だということでこの部屋にいて様子を見ていてもらうことにしたのだった









「ち、違います!!俺は何も……こいつが!起きたと思ったら俺の顔みていきなり叫びやがって!」









…いきなり叫んだ?
そういえば今起きてる二人もそれぞれがそれぞれに対してそんな反応だったような…








『悠希!大丈夫か!』

『乃々歌…?』

『私もいるよーい!』

『澪生ちゃん!』












『…ねえ…どういうこと……?』

『早い話がトリップしたようです』

『え!!!マジで!!!!!!』


『うん、夢かもしれん』










「おい!なにこそこそ話してんだ!UMAども!!」









『あ!宇宙人はこいつだけです!』

『そーそー乃々歌だけー』

『え!』

『どんまい宇宙人』








「やっぱりお前UMAだったのか…!」


「獄寺くんストップ!そんなわけないでしょ!!」









これ以上話をややこしくしないで…!


とにかくまだ解決してない部分が有りすぎる













「とりあえずこれからのことを考えた方がよくねーか?いろいろ大変だろうしな!」


「そうだね、」











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