2/4





『いったい…』









確かに先ほど空から落下していたであろう神崎澪生は

今、木に引っかかっている










『木に引っかかるとかないでしょ!!こんな展開普通だったら…』







普通…?







自分は何を言ってるのだろう、

普通って普通だったら空から落ちてくるなんてことまず有り得ない














あ、でも




漫画だったら有り得るかも









『いやいや!そんな訳ないから』


自分に呆れるようにつぶやきながらゆっくり木を降りていた時だった






「お前……」


突然聞こえた声、


驚いて振り返る












「お前、空から…まさかUMA
『違うわ!!』



















まったくこいつは…

何でもかんでも不思議に結びつけやがる


山本を野球馬鹿ってんならまさにこいつは不思議馬鹿って……か……


あれ、、



















『獄寺…!?』

「あ!?なんで俺の名前………UMAには何でも分かられてんのか…!!」






駄目だ

ツッコむ気も起きない…





じゃなくて!!







確かにこいつは…獄寺だよね?










さっきから有り得ない事ばかり起こってる


なんで、私空から来た?


なんで、目の前に獄寺が?





こんなこと説明付けられるのは一つしかない












トリップ、した、、?















じゃあ!ここに獄寺がいるってことは、

山本もどっかに…






「なんだ?宇宙との交信か…!?」

『してねーよ!!』




その思考は目の前の奴によって遮断される





とりあえずここはどこだ

辺りを見るに公園、てとこか



うん、とりあえずここを出よう










「くそっ!ノートがねえ!!どうやって記録を…」




……そしてこいつを撒こう
うん、そうしよう


早足で公園を出る









「な!?おい!」



トリップの仕方が落ちてくる方式だったことをとりあえず恨むわ









もっと他の方式…といろいろ考えていると
ふと、乃々歌や悠希ちゃんの顔が頭に浮かんだ



そういえば……
あの二人はどうしてるんだろう…



そんなことを考えながらも
澪生は公園を出た










.




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -