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『あー…頭痛い』





休み時間

常田悠希はそうつぶやいた









昨日はめずらしく早く寝たのになー……
なんて思い、



次の授業のことに意識を巡らし
黒板に記してある時間割に目を移す









……家庭科かよ。






保健室へ向かったところでさほど支障のない教科であると判断した


……頭が痛いのだから仕方がない、ということにしておこう






彼女はクラスメートに具合が悪いことを告げ、教室を出た。














保健室。


保健室の先生に事情を説明し、ベッドへと向かう







―――ボフッ




『ふかふかー』





あまりの心地よさに一瞬頭痛を忘れ、ふかふかのベッドによる幸せに包まれる



すると、ちょうど授業開始のチャイムがなった








『(あー、授業始まったか。頭痛いから仕方ないよね、うん。)』







仕方ない、仕方ない。と自分に言い聞かせる






最初の数分は横になって目をつむっていただけだったのだが



頭が痛いこともあってか
常田悠希はあっという間に眠りについた














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