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他校の人達やたくさんの大人達
話したことない人達だってたくさんいた
なのに私達を見に来てくれた
満員御礼
の言葉で泣けるほど私は幸せだった
『なくなるのが怖い。忘れられるのが怖い。道標を失くした私はこれからどうしたらいいの…!!』
心の一部がない気分
出会いは別れ
よく言ったものだ
この言葉をここまで痛感する日がくるなんて
「名前、」
膝に顔を埋める私の頭に手を優しく乗せてきた山本
「幸せな思い出があればお前は一生幸せだ
道標をなくしても
今度はお前は自分で決められるようになってる
名前だけじゃない
みんなお前と同じ気持ちだと思うぜ」
今だに顔を上げられない私
今さらだがなんか恥ずかしい
でも、さっきまでの寂しさが少しずつなくなっていくのは事実
「名前先ぱーい!!」
「名前ー!!」
「どこー!!」
下から私を呼ぶ声が聞こえてくる←‖→