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それからは度々山本と話すようになった


でもいつ"クラスメイト"から"好きな人"になったのかははっきりとわからない


気づくといつも目線の先には彼がいて

話せるだけで、幸せだった



告白なんて、怖くてできなかった




なんたって相手は女子に大人気爽やか野球少年山本くんだ



想いがくすぶったまま、あっという間に私達は3年になり、卒業を間近に控えていた



山本の進路さえ聞く勇気も出なかった



ただ、卒業が近づくにつれて

ふとした時に山本が辛そうに顔を歪めることが増えていた


ほんの一瞬の、ことだけれど













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