くもりのちあめ


どうして私を冷たく突き放すの。
貴方が好きで好きで愛しているというのに。

こんなにも
貴方を求めているのに。


全て嘘だったの?
嫌だよ、そんなの嫌だよ。こんな形で終わるなんて嫌だよ。

貴方との想い出、この温もりを忘れることなんて出来ないよ。

また貴方を探してしまうよ。


もっともっと
貴方の傍にいたかった。
私じゃ駄目だったのかな。
いっぱいいっぱい貴方のために頑張ってきたのにな。

貴方がいるから
私はここまで来れたのに。
ごめんね。
私、貴方に相応しい女になれなかった。

さっきは引き留めたりしてごめんね。
もう、貴方には頼らないよ。
私、頑張るよ。


ありがとう。
またどこかで会えるといいね。
さよなら。
最初から最後まで優しかった人。



(その時降った雨はまるで貴方のようでした)