掃き溜め | ナノ
甘やかせたい嵐山

嵐山が好きな相手には弱みを見せて欲しくてそのためならなんでもしてやれる男だったらすごくおいしいという煩悩から。ひどいコメディ。

同期だけど年上の主に懐いた嵐山が宅飲みする仲になったところで食われかける話。

酒飲むといつもよりかは饒舌になるしスキンシップも増える主。そういう姿を見せてくれるのは自分だけだって分かっててそれが嬉しい嵐山。

二人でいる時に横にぴったりくっつかれたらどうしたーって顔を覗き込んでやったり。
抱き締められたらおつかれさまっていって自分も腕を回して頭とか背中撫でてやったり。弱ってたり気分が落ちてる時全力で甘やかしてきて頼れって胸張ってくる嵐山に惚れるしかない主くん。

意識されてるんじゃないって分かってるけど、酒の勢い借りて告白したら俺も苗字が大切だぞって満面の笑みで返してくれるもんだから、お互いの好きに食い違いが生じてるのは分かってても抑えがきかなくなってイタダキマス。
ただ最後まで罪悪感があったので結局致さない。

その後険悪な空気になってしまうかと思えばそうではなくむしろ前より甘い雰囲気が漂うようになって主くんは困惑。

嵐山は思いが通じあった!ってなってるけど主は無理やり嵐山を汚した(未遂)ので居た堪れなくて嵐山を避けるっていう犬も食わないすれ違い。

わたしの中の嵐山は無意識に人の逃げ道を塞いでいくんです。(戦慄


20150902

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