灰羽
タイトル通り、一人暮らししてるヤツのとこにアポなしで突撃するという
掃き溜めクオリティの企画第一弾。
記念すべき第1話は灰羽。
ピンポンピンポンピンポーン
「はいはいそんな鳴らさなくっても聞こえる!どちらさま?!セールスとかいらないんで!」
「苗字さまです。」
「、はあああぁ?!」
「灰羽、寒いよ開けて。」
「エッ、ちょ、本当に苗字?なんで?」
「はいばー、さーむーいー。」
「うああ、待ってろって、あー…。」
「部屋散らかってても気になんないよう掃除したげるからさあ。はやくー。」
「いいよ別に…、ちょっと、玄関で待てるって約束出来る?」
「見せたくないものがあるなら待ってるよ。人の性癖なんて知りたくないし。」
「ちっげーし!そんなんじゃねーし!ただ汚ねえだけだっつの!」
「どうでもいいからはよ開けろ、寒い。」
「、ハイ。」
部屋に入って用意されてるのは紅茶とポテチ。
「あ、めっちゃ紅茶美味しい。」
「だろー?」
「でもお供にポテチは紅茶と合わない。ナンセンス。」
「………。」
「勉強なさい。」
「ハイおじょーさま。」
20150205
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