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「……そうだ、僕はリオン…リオン・マグナスだ」


僕達はエルレインの元にたどり着いた。

エルレインが僕の正体を明かした。

ただ、それだけ……

だが、仲間達は信じられないという顔をしていた。


「っ…マジかよ……」


僕は仲間達に正体がバレることを少し恐れていた…。

僕がリオンと知って、離れていくんじゃないかと思った。

昔の僕ならマリアンがいたから少しは耐えられたと思う。

でも、今は一人だ…。


「…本当だ。
 ロニ、」

「ッ!!名前を呼ぶんじゃねぇ!!!!」

「………そうか…
 …カイル、」

「ッ…」

「だからあの時言ったろ?」

「ぇ…?」

「“僕に関わるとロクな目にあわない”と」

「……なんと愚かな…
 リオン・マグナス、私と共に来なさい…
 そうすれば傷つかなくてすむのですよ?」









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