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チラリとロニの方を見る。

そこには、怒りと悲しみ、憎しみの感情が混ざった顔をしているロニがいる。

…当然のことだ。

ヒューゴ…いや、ミクトランに協力したおかげでロニの両親が死んだのだから……


「……早く、、殺してくれ−…」

「っ!!ジューダス!!」


   ザシュッ


「ッ!!!リアラ!!ロニ!!早く回復術を!!!!」

「え、えぇ…!!」

「……」

「ロニ!!!!」

「ッ!!」

「か、いる…」

「ジューダス!!」

「最後に、いいたいことが、ある…」

「最後なんていわないで!!!」

「すまなかった、な…」

  パタッ…

「ッ!!!!ジューダスゥゥゥ!!!!!!」


カイルに謝りたかった。

今まで信じてきてくれたカイル達に申し訳なかった。

そう考えながら、僕は眠りについたー…







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