先生が好きなんです。
泣きそうな、でもしっとりと優しく染みてくる口調で放たれた言葉は、今さっきこの目の前の男によって生み出されたものだ。
そしてそれは、今物凄く間抜けな顔をしてる俺へのものだ。
彼の、この男の顔は、言ってしまったと言うちょっとした後悔と伝えてすっきりしたと言うなんだか複雑な表情で。
それが伝わってきた俺の方はと言うと、どんな顔をしていいのかわからず自分でもわかる程に目が游いでいた。
「先生……?」
何も言わない俺を不審に思ったのか、眉を垂らした顔で見つめてくる。
それは幼い様にも、むしろ大人びている様にも見えて。
「あの、」
何も知らないような、知ることすらしていないような。
なんだかよくわからないけれどぐちゃぐちゃな感情が俺の中を巡る。
この男が何を考えてあんなことを言ったのかわからない。
「先生、大丈夫ですか?」
ほらまたその顔。
下から覗き込むように俺の顔を見つめる瞳は純粋そのもので。
「体調悪いなら、保健室に……」
「大丈夫。それより、近い」
先程から数cmしか空かない程に近くで見つめられていた為、取り敢えず一言掛けて離れさせる。
その時も「すっ、すみませんっ」なんて顔赤くしちゃって。
「先生……?」
何も知らないで、
何も知らないのに、
俺のことが、好きだなんて、
「好きだなんて言いやがる」
なんだか無性に、腹が立った。
怒りから始まるストーリー
(無害なはずの君)
ノリとテンソンで始めました、onkm学パロ。
ごめんなさい大分神谷先生が黒くなりましたごめんなさいごめんなさい。
初めからgdgdですどうしよう。
書きたいことがあり過ぎてまとまらない。助けて。
暖かい目で見守って下さい(´Д`)