六話


どうやら、炭治郎さんがキヨちゃんナホちゃんスミちゃんに全集中常中を教わり、協力をお願いしたらしい


三人とも素直で良い子だから、きっと素直に炭治郎さんの力になってくれるだろうし、よかったなと思う


三人も快く承諾したらしいし、うん、良い子達だ


今は、三人に頼まれ炭治郎さんへの差し入れのお握りを握っているところだ


『…はい、できた。このクッキーも持ってってあげて』


「「「はい!ありがとうございます!」」」 


三人が声を揃えて笑顔でお礼を言う


可愛いなぁ…


その三人を送り出し、私は片付けをしてから夜ご飯の支度に入った









+炭治郎視点


「炭治郎さん!差し入れです!」


「あ、キヨちゃん、スミちゃん、ナホちゃん!ありがとう!」


俺達は縁側に腰掛け、俺は三人からの差し入れを受け取った


「わあ!こんなに良いのかな?」


「はい!因みにこの差し入れはみのりさんが作ってくれました!」


「え、みのりさんが?」


…本当にみのりさんには助けられてばかりだな…


差し入れを見て顔が綻ぶ


「…ふふ、炭治郎、凄く優しい顔してますよ!」


「えっ、凄く優しい顔?」


俺が驚いてキヨちゃんに問いかけると、キヨちゃんは眩しい笑顔で言う


「はい!炭治郎さんにとって、みのりさんは大切な人なんですね!」


「…っ!」


そう言われて、思わず顔が熱くなってしまった


三人はにこにこと笑っている


「…あ、あはは…!いただきます!」


思わず照れ笑いをこぼし、恥ずかしさを誤魔化すために、早速差し入れてくれたお握りを食べる


どれもとても美味しかった


「…ん、このお菓子はなんだい?洋菓子みたいだけど…」


「クッキーって言います。西洋のお菓子です。さくさくしていてとっても美味しいですよ!」


言われてためしに一口食べてみると、甘くてさくさくしていて、とっても美味しかった


「うん、とっても美味しい!」


「よかったです!みのりさんに伝えておきますね!」


「うん、宜しく頼むよ!」


よし、また頑張ろう!


そう思えた






元気のもと

(美味しいものは元気のもとです)



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