ごみばこ | ナノ



2011/07/20


昔からお前は俺のことを博愛主義者、なんて思ってるかもしれない。でも本当はそうじゃないんだよ。お前と哉太が俺は何よりも大切で、何よりも尊くて貴くて愛しくてたまらないんだ。もしお前や哉太じゃない誰かが俺の大事な二人を傷つけたりしたら俺はもう、多分お前の知ってる優しくていつもにこにこしてるような博愛主義者じゃいられない。だって当然だ、俺は二人しかいらない。どれだけうわべを飾ったとしてもお前たちに勝る俺の優先順位は無いんだよ。でも別に、こんなことはお前らに知ってもらわなくていいし、むしろ知ってほしくないんだ。本当の俺はお前が思ってるほど綺麗じゃないんだよ。こんな汚い俺のことなんて見てほしくないんだ。いつだって俺はお前らが幸せであればいい。俺はなんでもすぐ器用にできる性格じゃないから、お前らにおいしいって言ってもらうために料理だってバレないように夜中にかなり練習したし、お前らに勉強を教えられるように倍勉強した。「錫也はなんでもできるね。すごいなあ」って言うお前も、哉太も嬉しそうに言うから俺はそれ
だけで幸せなんだよ。俺は、俺が大事なお前らに幸せになってほしくて、存在してるんだから。



◎月子哉太>>>>>>>>>>>>>>>越えられない壁>>>>>>他人 の錫也が可愛い。錫也は大事なもののためならなんでもしそうだからな…黒い意味で。


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