ごみばこ | ナノ



2012/02/12

「おい雑種、貴様はどのようなプレイとやらが好きなのだ?」
「…何を言っておるのかわかりかねるが…」
「たわけ。雄たるもの貴様もそのようなことは好きなのであろう?我に遠慮するでない」
「俺は特にそのような事には、」
「まだ言うか雑種が。…まあいい。先に我が言うてやろうではないか。我は王たるゆえあらゆる分野は楽しんだが縛りプレイとやらが好みだな」
「アーチャー殿は、まあそう見えるな」
「こちらが下手に出るようなものはどうも性に合わん。まあ余興として楽しんだ程度には経験はあるがな」
「そんなに経験があるならアーチャー殿はある程度の女性は見納めしているのではないか?」
「よくわかったな、雑種。まさにその通りなのだ。ありとあらゆる女はとうに見飽きてな。新鮮味が無くて我は困っておる」
「そうか…」
「ふむ、乗ってきたな。うらやましいか?貴様のその呪われた顔ならば、いくらでもできるだろうに」
「そんなことないぞ」
「嘘をいうな嘘を」
「嘘じゃないさ。このチャームの呪いのせいで俺に寄って来るおなごは本当に俺のことが好きな訳じゃないだろう?だから悪いような気がしてな」
「貴様、それでも雄か?」
「何をいう、俺だって人並みにそういう欲くらいあるさ」
「良いではないか。呪いのせいとはいえ女を抱けるのだぞ?」
「気持ちが大事だし、なにより相手だって好きなやつが居るかもしれないだろう」
「…雑種、」
「なんだ」
「我にはその気持ちが理解できぬ」
「だろうな」


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