ごみばこ | ナノ



2012/01/15


※ぬるくヤンデレ千鶴


どうして沖田さんだけがこんな目に合うんだろう。苦しそうに咳き込む沖田さんを見て、何もしてあげらずにただ喚いて傍観しているだけのわたしがひどく憎い。だってわたしは、沖田さんが助かるならば、私はなんだってするだろう。わたしの手足をあげれば治るというのであれば躊躇いもなく差し出すし、わたしの内臓をあげれば沖田さんの結核が治るんだったらわたしお腹を切り裂いて取り上げるのに。きっとわたしだったら痛いのなんて一瞬で、すぐに傷口が治って再生してしまうから。ああ、わたしが治ったって意味ない。大好きな人も助けられないこんな役に立たない鬼の力なんていらない、全部全部沖田さんにあげたい。他の人が離れたって、わたしは沖田さんなら鬼になったって全然問題なく愛せるもの。むしろ沖田さんが私に染まるってことでしょう?幸せ以外の何者でもないじゃない!そういえば鬼の力の根源ってどこなのかな、血?ならわたしの血を全部あげれば沖田さんは治るの?それともすべてを取り替えればいいの?とにかくわたしの何をとってもいい、沖田さんを助
けてください神様仏様鬼様。だって、だってわたしはただひとつだけ、あればいいの。






◎なんかフォルダ漁ったら出てきた


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