ごみばこ | ナノ



2011/07/20


千鶴、おいでよ。僕の可愛い千鶴。君が望むものならなんだってあげるよ?君が望むならば僕の手も足もなんでもあげる。だって僕は君のお兄ちゃんだよ?千鶴のためなら昔は憎くて仕方なかったけど今は僕の誇りのこの雪村の鬼の血だって捧げられるよ?
なのになんで君はこっちに来てくれないの?ああそうか、その沖田とかいう男がいるからだね?そうだ、僕の愛しい千鶴がそんなことするはずがないね。もちろん沖田も一緒に来ても構わないよ。君が認めた男なら最高のおもてなしをしよう。だからほら、おいでよ。こっちに。何を怯えた顔をしているの?ああ、その顔やめてくれよ!僕は君のその顔を見ると悲しくなってしまうなあ!ふふ、どうやったらやめてくれるの?この、僕の足の下にいるクズ共をもっと踏み潰せばやめてくれる?え、こいつら?君が大好きな新撰組だろ?すばらしい鬼のクズだよ?尊敬するよねホント。君を守るためにこうなってしまったんだから可哀想にも程があるよね!本当に同情しちゃうなあ!彼らのことを思うなら、僕と一緒に来るべきだと思うよ?僕と君ならコイツらを助けてあげられるし。もちろん悪いことはしないよ。だから、だから千鶴。一緒に行こう?絶対に君を傷つけたりしないよ!だって君は、僕の大事な、大好きな妹だからね。


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