ごみばこ | ナノ



2011/07/20


動作一つ何れをとっても、見掛けの何れを取っても、彼女は妻に似ている。彼女の大きな瞳は見つめていると全て見透かされているような純真な色と輝きをしていて、汚れている私は、そんな彼女と長い間目を合わすことが出来ない。妻は、そんな私でも「恥ずかしがり屋なんですね」と笑ってくれた。
漆黒の髪の色も、髪から覗く白い肌も声も酷似していて、背後から彼女を見ると本当に妻が帰って来てくれたのでは無いかと一瞬思いを馳せてしまう時がある。名前を呼ばれた時は、分かっているはずなのに妻を思い出してしまう。相手を一番に気を使うような柔らかな動作も、凛とした姿勢も、私は未だ妻に恋をしているのだと知らされてしまうのだ。







◎何故ブリーチを書こうと思ったのかは謎なんですがあったんでとりあえず放り込んどきます。ここでの妻は言わずもがな緋真さんです。犬尻からルキアを連れてきた最初のほうのびゃっくんは、ルキアに緋真さんを重ねていたんじゃないかなあと。そしてルキアも、緋真さんのことはわからなくても、びゃっくんが、自分に誰かを重ねて見てる、自分自身のことは見てくれてないってなんとなく感じてたら可愛い。


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