サイダーと宇宙、或いは素足 | ナノ

君が愛だと云うのならたぶん正しい
亡き円卓
往々にしてむつかしい
産声はかくも唐突に


あの海は手を引いて連れ去ってくれる
サイダーと宇宙、或いは素足

ごらんあれが胸に咲く幸福の剥製
うぶな瞳はお止しよ
いいから黙って媚びていろ
きみ以外なら許すのに
水中で息をするのと似ている


?/!


拭えぬ罪を食している
永遠なんてきっと退屈だね
腹の底から憎んであげる
存外静かな幕開けであるが
逃亡劇に興じてみるの
この世でもっとも残酷な火を存じ上げる


午前四時、青白いベッドルーム
蔓格子
あの日授かった手で弓引いておくれ
低温の水底で眠りたい
終章・夜明けは開眼せり
正義の線引き
回帰する湖畔にて
女王と黒い騎士
雨がやむころには逢いたいね
道なき未知
白紙の記憶にできたらよかっただろうか






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