それは目の眩むような | ナノ
欠陥世界
それは目の眩むような
心が朽ちる音を聞いた
花は春を知らぬまま
侵しがたい領域
愛した体温が遠のいてゆく
弁慶の泣き所
廻る星々
掴んだはずの光は
隠された永遠
どこで間違えた
愛の在り方について
疎外された感情の行き着く先
なぞるように触れる生命
逃げ去る幸運
神にも見えざる結末
この身に染みついたのは果たして生か死か
或る淋しい夕暮れ
刻み込む数列
嘘を嘘だと認めたくなくて生んだ嘘
生憎英雄は不在ですが
大人になりきれないでも子供にかえれない
眼球探し
銀河の淵に葬ってくれ
人間は愚かだ。たった今おまえが証明したよ
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