言葉にするのは惜しい気がした | ナノ


鮮やかな色盲の世界で


永遠の終わりを存じています
訪れはもう近い



やがて春先に彩られる
噛みしめる不透明
言葉にするのは惜しい気がした
もどかしい生き物たち
とっくに僕らは大人になって



フェイクゲーム


とびきりの愛情に触れる
万華鏡回廊



確かに存在していた
たった一言の魔力
失うことにも鈍くなった



そうやって騙す優しい瞳が嫌い