生きてますおめでとうございます。

カラーページで泣く→幕を閉じる、で泣く→プロローグではわはわする→10章突然の死

わりといろんな方に言われるけど新臨クラスタ一人勝ち状態で本当にありがとうございます。私は物語の展開にはケチつけないというか、それが原作者の考えたストーリーならどんな結末になろうと受け入れるのでヴァロ介入にもとくにほほぉそうきたか〜!程度しか思わなかった平和なあたまです。どうあがいても新臨中心感想

◆過去
贔屓目なしで見ても新羅と話してる時の臨也はいちばんかわいいというのが持論ですがそれは贔屓目だよと言われました。今回の13巻のベストオブかわいざやは「なんでさ」です。口調も現代より若干幼い気がするのがドキムネです。
臨也が人間大好きなこと知ってて「人間じゃなくなっても構わない」なんてイザヤの前で言う岸谷先生にはほんとにもー、もー!!!です。
同人ではよく見かけた、静雄と臨也に仲良くなってほしくて引き合わせた、だとか、セルティも入れて四人で仲良く出来たら、って思っていた岸谷先生せつなくてせつなくてふるえる
でもあの人結局静雄とセルティが仲良くしてたら嫉妬するんですよ〜かわいい
それすら含めて4人で仲良くできたらよかったんですか。かなしいね。

◆臨也VS静雄
正直臨也くんがあそこまで戦えるとは思っていなかったというのもあり、本当にどきどきハラハラの展開でした。本当に万人により語り尽くされていると思いますが、「逃げるためじゃない」と「やれよ、化け物」がかっこよすぎて……!
人間を愛するという自分の生き方のために命をかけられる臨也さんの生き様はかっこいいけれど、どちらかというと美しい。
臨也さんが最初から最後までかっこよくて、自分の愛するモノを貫くためにぼろぼろになっても立ち上がる命をかけられるその姿がうつくしい
戦闘シーンは本当にどきどきしたので、ぜひアニメでみたいです。火がぼわーっと燃え上がって闇に飲み込まれるところとかね。

◆121ページ中心しんいざ
誰より人間らしくて脆いやつ

「脆いから、壊れてしまうから、受け流して人間を愛することにしたんだと思う」ということは、新羅は臨也がだんだん変わっていって「人間を愛するようになった」ことで「脆い」と思ったわけではなく、「脆い」から「人間を愛するようになった」と思ってるの?あの夏以降出来上がっていった「人間を愛する折原臨也」の存在の不安定さじゃなくて、「折原臨也」を生み出してしまった「俺」の脆さについて話しているんだと思うと、やっぱり、それって新羅に影響されてのことだってのも分かっているのかなあと思うと岸谷新羅ぶん殴る
しかしそう思うと今までの岸谷先生の臨也に対する態度に全部納得がいってしまうのです。
臨也は、新羅が臨也や静雄のことを本当に友達だと思っているのか疑問に思っていたみたいですが。
冷たいとか、興味がないとか、しょせんセルティに言われたからとかじゃなくって、臨也の本質ゆえに本人に愛をほのめかせたりしないし、だからといって絶対に裏切りもしない。付かず離れずの位置を保っていた意味っていうのがなんとなく、臨也の本質を見抜いている(重要)新羅ならではの友情だったのかなっていうのが分かってうれしかったです。

しっかし「初めて自分の本質を見抜いてきた友人」ってことは、臨也は新羅が自分のことを理解していることを理解しているんだなあどきどき。今までの新羅の臨也解釈は、すべて的を得ていると考えていいのかな……!

13巻をふまえて、12巻の新羅の「怪物と対等に渡り合う君は〜」って言葉を考える。
これ読んだとき、新羅が、臨也の思考から「臨也を人間だと思ってない」って意味だと思ってたんだけどてんで的外れでしたね。
どちらかというと「普通の人間のくせに異端ぶるなよ君はただの人間なんだから」とか、「人間なんだから無茶するなよ」とかそういう意味合いだったのかなぁと思いまして!
誰より人間らしくて脆い臨也のことを誰より知ってる新羅はきっと臨也に普通の人間でいてほしいんじゃないかな!っていう願望です、わたしの。
「怪物と渡り合う君はまだ人間のつもりでいるの?」じゃなくて、「怪物と対等に渡り合うなんて、君まで怪物にでもなるつもりかい?」ってことだったではないでしょうか。

さらに9巻まで遡る。
「ハートまでの間に分厚い壁がある」って自称しているわけで、新羅のことも夏休みに「近付きすぎると危険だな」って言ってるのをみると、自分で自分の弱さを自覚しているのかな。受け入れたらどうなってしまうかは分からないからこわい、くらいの。
つかず離れずのスタンス崩されちゃって、新羅は新羅で臨也のなかにずかずか入り込んでくるし!それでも深入りしなかったのは、新羅がはやくから臨也の本質を何となく見抜いていたのかもしれない。という夢を見ているけど実際は当時は本当にセルティに言われたから、だったんでしょうね。
9巻の電柱パンチは、家族も友人も切り捨てた、切り捨てる覚悟をした、という意味だと解釈しているのですが。
それは怪物退治に全てをかける覚悟でもあると思うけど、同時に、大事なもの全部持ったまま死ににいけるほど臨也は強い人間じゃないってことでもあると、今回13巻を読んで思いました。

「純粋に痛かったり熱かったり苦しかったりが嫌」っていうのは、その前の新羅の話からの脈絡的にも、単に臨也も、特別なところなんてなにもない、「普通の人間が嫌がることは嫌がるただの人間だ」ってことだと思ってたんですけど、お友達に「刺激物嫌いな臨也かわいいね」って言われてアッそれはそれでありですね!って思いました。お鍋呼ばれて嬉しいのにキムチ鍋で顔をしかめる臨也くん……

臨也はただの人間で脆いはなししたあとに、世界で一番つよくてかっこいいところ見せつける岸谷先生は本当にずるい。
岸谷新羅はだれより人間らしくないというか、臨也も言っていたように「浮世離れしている」わけで。
きっと臨也の世界の中でだれより強い新羅と、新羅の世界の中でだれより人間らしくて脆い臨也っていうのがふたりなんだろうなあということに落ち着きました。臨也のなかで人間の頂点って新羅なんだろうな。

それでいて、興味がないように見えて臨也のことなんでも分かってる新羅に対して、人のこころのうごきなんてものに詳しい情報屋さんの臨也が新羅のことはなにひとつ分かってないのもえます。
もうこれでわたしのなかの新臨が完結した感あって、創作とかいいんじゃないこれが至高だよわたしが手出しする隙がないよ!って感じ

◆かさねちゃん
新かさの時代来ますか
新羅がセルティ以外の女性に好意を抱かれている事実と、言葉にされたわけでもないけど鯨木さんが自分に惚れているということを理解してる新羅はめちゃくちゃ大人で色っぽくて動悸がはげしい
惚れた・惚れられた関係の二人の会話はなんだかすごく神秘的で艶やかな響きがありました。ごく普通にある大人の恋愛の一部分のようにみせかけて、鯨木さんの複雑な思いと新羅の真っ直ぐなセルティへの愛で、ああこれも歪んだ恋の物語のひとつだったんだと思うとうつくしくて泣けてきます。
状況が特別だったからってのと、鯨木さんが半人外だってのもあると思うけれど、高校時代の新羅の、女の子からの告白に対する返事って「首から上があるじゃないか」だったんですよ、それがあれだよ!?
新羅にとっても鯨木さんの気持ちって、ほかの女の子からの気持ちよりは特別だったのかな。セルティと同じように人外の血が混じってる彼女のこと、他人事だとは思えなかったのかもしれないね。
だからこそ、彼女に愛はなくても、あの日あの告白のことは新羅の一生のうちで大切な出来事であってほしいし、告白のことはセルティにも秘密だといいなあ。
最後に、新羅クラスタが長年ずっとずっとずうっと言いたかった言葉を鯨木さんが代弁してくれたのもありがとうございます。岸谷新羅は世界一ひどくてずるくてそれでいてきっと誰より歪んでいるけど、真っ直ぐな愛を持ったすばらしい男だった!岸谷新羅は本当に世界の救世主だった。
でも鯨木さんに普通の女の子みたいに生きて欲しい願望もあるから、今回のごたごたが落ち着いたら新羅にアピールしてくる鯨木さんとちょっと焼いちゃうセルティとみたいなのも見たかった。でもやっぱり今回の新羅と鯨木さんのシーンすごくよかったからありがとうございます。
新羅と鯨機さんの物語はここであっさり終わるから儚くて美しかったんだと思うけれど、数年後厨としてはまたいつか再会してくすぐったい気持ちになって欲しいです。
何を隠そう新←かさに目覚めました。そのうち書いてたら笑ってください。

◆新セル
岸谷新羅しぬほどかっこよかったし新セルはすばらしいああすばらしい
今までも好きだったんだけどどこかでこう「新セル前提新臨」として、というか、新臨は新セルがいないと成り立たないんだ、みたいな意味で好き、と思っていたところもあったので、13巻で本当に新セルが好きになった気がしました。
シチュエーション的に1巻とかぶってるのもじわりときます。
新羅に不安げな様子が欠片もなかったのほんとすごいな〜と思いました 12巻のちょとつもうしん時点でもう大丈夫だって確信してたんだろうな、セルティと自分の愛を信じて堂々と愛に生きる岸谷新羅は世界一かっこよくて世界一ずるい男です。


◆今後のこと
@奈倉くん
奈臨クラスタとしては奈倉くんがどうなるのか気になります。臨也からの連絡が途絶えて気が緩みきっている奈倉の元に「やぁ、久しぶりだね」って戻ってくる臨也くんを所望します。

A罪歌新羅
新羅のなかに罪歌はまだ残っているのか。春奈ちゃんのばあい罪歌を支配=自分の意思で力を使えるだったけど、鯨木さんと罪歌レンタルの会話を見るとセルティの首を切り離すには「親」である日本刀の罪歌が必要だってわけで。杏里ちゃんによると一度斬られた人も解放できるらしいけど新羅はどうなんだろうか。
臨也は春奈ちゃんのことを「妖刀の呪いに打ち勝った素晴らしい人間さ」と称しているので今の新羅に会ったら惚れ直しちゃうな〜ってずっと11巻読んだ時から言ってるんですけどどうなんですかどうなんですか

B臨也くん
彼の安否に関してというよりわたしはもしこれで臨也が戻ってこないor戻ってきても今まで関わってきた人たちには干渉しないorあのまま死にました展開だったら新臨ちゃんの最後の会話が「臨也は土器で胸をかち割って死ねばいいのに」だったという事実に震えながら笑います

C新羅と臨也
結局のところ静雄と臨也は何らかの結末を迎えなくてはならなかったけど新羅と臨也は未来永劫このままだねって確信しました。きっと雲隠れ臨也と連絡とることもないけど、何年後も今と変わらずセルティに「臨也の奴が〜」って話すと思うので満足です。


長くなってしまった
最後まで読んでくれた人いるのかな!?

しんいざちゃん一生お友達ぃ〜!!

2014/01/17 17:31



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