一万打達成\(^O^)/ | ナノ

 
 
委員会で帰りが遅くなったというだけでも機嫌の悪かった私は、この上ない最悪な状況にあった。


「さすがのシズちゃんも見ず知らずの女の子を殴るなんて出来ないでしょ?」

「手前…卑怯だと思わねぇのかよ」

「別に。っていうか卑怯なんて言葉知ってたんだね」


そう言って私を盾にする臨也くんは心底楽しそうに笑う。何故だ。何故こんなことになっているんだ私。


「あ、ほら見てよシズちゃん。黒にレース付きだよ」

「……い、臨也…おまっ」


冷や汗が頬を伝う。

後ろから回った折原の手は、確かにスカートを捲っていた。それは紛れもない、私のものだ。

人はあまりに有り得ない状況に直面すると、思いのほか冷静になるらしい。


「あはは、下着がまる見え」

『ぎゃあぁあぁぁああ』



♀♂



そんなトラウマになりそうな出来事が起こったのがつい先週。それ以来、トラウマ以上の問題を抱えているのだ。


「やぁなまえちゃん。今日は何色?乙女にピンク?それとも清楚な白?女の子らしく水玉も良いかもね。あぁ、俺が聞いてるのはもちろん下着の色だよ?」


まさに、噂をすればなんとやら。

その悩みの理由。それはこの学校の問題児であり、私が喧嘩と言う名の戦争に巻き込まれた原因でもある折原臨也だった。


『なんでここにいるのかな。体育は男女別だから、あっちのコートのはずなんだけど』

「まぁまぁ細かいことは気にしない。さあ俺と運動しに行こう!保健室で」

『いや、行かないから』

「運動は運動でも、大人の運動だけどね」

『すいません日本語を話していただけませんか』


あぁそうだ、きっと昨日夜更かししちゃったから幻覚を見てるんだ。ぜんぶ幻聴なんだ。

というか私としては、むしろ折原の存在そのものが夢であってほしいけど。


「照れてるなまえちゃんも可愛いけど、できればベッドの上の方が嬉しいな」

『意味分かんない!っていうかきもいから!』

「別に照れなくたっていいんだよ。どうせ布団の中に入れば裸なんだから」

『ぎゃー!触らないで!!』

「そんなに、」


ごつり。そんな音が響いたと思ったら目の前の男は倒れた。そして、隣のコートには清々しい笑顔を浮かべる平和島くんが。

折原の後頭部に彼の投げたバスケットボールが当たったらしい。


『……ご愁傷様です』








よい子は寝ましょう

(ノミ蟲は永遠に寝てろ)
(平和島くんありがとう!)
(……あぁ?)
(いや、なんでもない)







みおさん初めまして!この度は企画への参加ありがとうございます^^

臨也がただの変態になってしまった気がしますけど……本当にこんなで良かったのだろうか。

しかも最終的に静雄に助けられるという。別に臨也フルボッコとかそんなつもりは無かったんですけどね、はい。流れでこうなりました。

でも書いてて楽しかったです。だって、下ネタ連発される話だなんて俺得リクエストじゃないか…!(落ち着け)

感想でも苦情でも受け付けます。手直しして欲しい点なんかありましたらお気軽にお申し付け下さいな!

それでは、リクエストありがとうございました\(^o^)/
 
 


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