今日はやけに騒がしい。いつもなら大して気にしないのだが、たまに叫び声なんか聞こえるものだから気が散って仕事に集中できないのだ。 『……行ってみるか』 声を頼りにヒンヤリとした廊下を進めば、すぐ先は庭。そして角を曲がろうとしたところで、何かが鼻を掠めた。そう、白い何かが。 嫌な予感しかしないのだが、ここまで来てしまっては仕方ないと思い、慎重に一歩踏み出す。 辺り一面雪の積もったそこは戦場と化していた。 『おはようございます』 「なまえちゃん!お、おは、おはよう…!」 『あの、みなさん何やってるんですか』 「見ての通り雪合戦だよ。良かったら一緒にどうかな?!」 『退さん、私のことは構わず楽しんで下さい。お気遣いありがとうございます』 そう言うと「はいいいい」なんて叫びながら去っていった退さん。相変わらずおもしろい人だ、あの人は。 そんなことを呑気に考えていたら見知ったゴリ、……ゴリラがこちらへやってきた。 「なまえちゃんは相変わらず真面目だなぁ。たまには遊びなさい!」 『……お言葉ですが近藤さん。私はまだまだ仕事が残ってるんです。あなたも局長らしく働いて下さい』 「いいじゃんいいじゃん!あとちょっとだけだからさ。ねっ?」 『では一発でも二発でも勝手にどうぞ当てられて下さい。でも隊服だけは汚さないで下さいよ。これ以上仕事を増やされても困るので』 叱られた子供のようにしょんぼりしながら背を向けて歩き出した近藤さんを笑顔で見送る。 よし、これで少しは他の隊士も仕事し始めるかな。……っていうか正直、いい大人が雪合戦やってても気持ち悪、げふん!おっと口が滑った。 「じゃあなまえ」 『お、沖田隊長……』 「俺と一発どうですかィ?」 『だから勝手にして下さ……ってちょっと待ったぁぁあ!アンタの一発それ違う!!』 「なんでィ相変わらずケチなやつだ。別に減るもんじゃねーだろ」 『いや、減りますからね。ものっそい大事なもの減ってますからそれ』 いつもながら腹黒い笑顔を浮かべる沖田隊長に、引きつりながらもなんとか微笑み返す。 すると目の前にいた隊長が急に一歩下がった。 「なまえ。危ないでさァ」 『え?何が、』 そう言いかけた私の後頭部に衝撃が走る。直撃したのはたぶん確実に通常より大きな雪玉。 誰が投げたか分からない以上、闇雲にやり返せば無実の隊士たちにも被害が及ぶであろう。だがそんなもの知ったことか。 真選組局長のくせにストーカーするゴリラがいるし、副長のマヨネ−ズの摂取量はおかしい。挙げ句の果てに沖田隊長は毎日のように嫌がらせ。 日頃のストレスが溜まっていた私はもう我慢の限界だった。 『みなさん……いい加減にしろやコラァァア』 「「「「ぎゃあああああ」」」」 休暇をいただきます (は!?) (それでは!!) (アイツ何が、ぶふっ) (土方さん当たりィ) (…………) 茶季さん真っ先にリクエストありがとう!そしてお待たせしてすいません(´;ω;`) なかなかネタが思い付かなかった。そして私の力量では新八属性というおいしい設定を生かせなかった。無念…! しかもこんだけ待たせておいて大して面白くないという。もうジャンピング土下座するしかないかな、うん。ごめんなさい。 まだまだ未熟でちゃらんぽらんな管理人ですが、どうか生暖かい目で見守ってやって下さい。 それでは参加ありがとうございましたヽ(。・∀・。)ノ [戻る] [TOP] |