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『大変です聞いて下さい!』

「…………」

『ねぇねぇねぇ!』

「何だようるせーな」

『もうすぐバレンタインデーですねっ』

「今、何月だと思ってんだ」

『もう11月ですよ?』

「……あのさ。バレンタインは2月なんだけど」

『そうですよ!あと3ヶ月しかないじゃないですか!』

「ごめん、お前に常識を押しつけようとした銀さんが悪かった」

『それはさておき、もちろん貰ってくれますよね?私の愛がたくさん詰まった手作りチョコ!!』

「誰がストーカーのチョコなんか食うか」

『じゃあちゃんと玄関から入って手渡しでどうですか!』

「……ま、まあ。それなら貰ってやらんでもないよ。銀さん優しいからね、うん」

『ほんとですか!さっちゃん先輩に教えなく、フブッ』

「あのなぁ…俺が欲しいのはお前のチョコ、だ!」

『………!』

「な、何だよその顔。なんか文句でもあんのかコノヤロー」

『ぎぎぎ銀さんがデレた!?』

「っるせぇバーカ」





早とちりにも程がある
 
 





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