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13800hitさんくす!


▽学パロ





ひょんなことから同じクラスの折原くんと付き合うことになった。

平和島くんや正臣くんには猛反対されたけど、私はそんなに悪いでは人ないと思う。


「ごめん待った?」

『ううん。折原くんと平和島くんの追いかけっこ見てるの、楽しいから全然平気だよ』


君には敵わないな、なんて頬を夕日と同じ色に染めながらはにかむ彼。

こんな姿を知ってるのは私だけかも知れないと思うと口元が緩む。


『あ、ゴミついてる』

「え、どこ?」

『とったげる』


折原くんの側に歩み寄り、そこに手を伸ばす。恐らく平和島くんから逃げるのに集中していて気付かなかったのだろう。

そういえば最近、彼は意外と抜けているところがあることが判明した。


「ありがと」

『どういたしまし、て』


見上げた顔は予想外に近くて思わず硬直した私を見てクスリと笑う彼。

そんな一つ一つの仕草にも胸がうるさく鳴る。


「もう。どんだけ赤くなってんのさ」

『だ、だって……』


たしかに私の目から見ても他の人と比べたら変だとは思ってる。

それにちょっぴり怖い変わった趣味とか、無駄に短い学ランだとか、欠点を挙げだしたらキリがないもん。


「ほら、行こう」

『うん』

「恋人つなぎしちゃお」

『恥ずかしいよ!』

「付き合ってるんだからいいじゃん」

『う、』





でも、だいすき
 
 





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