危ないクスリ飲まされて →いざやくんを膝に乗せて後ろからぎゅーっとしてみた。 「そろそろ、はなしてくれないかな」 『えー、やだよ。貴重な時間がもったいない』 「こまったなぁ。おれはソファに座りたいんだよね」 『ちっちゃくなっても相変わらず生意気だなお前は』 「ま、きみの足の上もやわらかいし座りごこちは最高だよ」 『……そりゃどうも』 「でもやっぱりイマイチ。だってなんだかすごーくムチムチしてるし」 『は?それはどういう、』 「っていうか背中のあたりにみっつ、でっぱりが当たっててジャマなんだよね。いっしょにさんぽでも行こうよ」 『それは遠回しに太ってると言いたいいかい?』 「それと、みっつのうちふたつは波江さんにくらべてずいぶん小ぶり」 『よーし臨也くん。今日は野菜炒めと野菜スープにしようか!』 「え」 『ついでに大サービスで野菜ジュースも買ってきてあげる』 「やだやだ!おれ野菜キライだもん!」 『何か言うことは?』 「……ごめんなさい」 『よしよし良い子だねー』 「フン。こどもあつかいしないでよね」 [結論] おこちゃま臨也は生意気だけど、まだまだスキだらけ。 |