「俺も愛してるよ。まあ、もちろん人間としてだよ?そこは間違えないでね。それじゃあ後は頼んだよ、学生時代の俺」 ――ここからは歪曲アークの学生臨也がお送りいたします―― 「え、何、この質問。いやがらせ?なにそれおいしいの?……誰もアイツのこと好きなんて言ってないだろ。勘違いしないでくれる?ほんっと良い迷惑」 「何やら楽しそうなことやってるねぇ」 「げ、新羅」 「すごい汗だよ。大丈夫かい?脈測ってあげようか?」 「うるさいな!あぁもうヤダお前がくると面倒になるぅぅぅ」 「ちょ、キャラ崩れてるから落ち着いて!」 「べべべ別に焦ってなんか無いからな!だいたいアイツは普通だし平凡だし何の変哲もないその辺に転がってる生徒Aみたいなもんだろアハハハハハ……」 ――ウブ原ウザ也(笑)ログアウトのお知らせ―― 「えーと、本人が壊れたので代わりに僕と門田くんが答えようと思います!」 「……何で急に俺なんだよ」 「たぶん常識があって普通なところが逆に良いんだと思うよ。ほら、彼ってロクな人間と関わってこなかっただろうからさ」 「まあ、本人もロクな大人にならねぇだろうな。そしてさり気なくスルーしたな」 「下心無しで接してくれてる女の子を求めてたってことじゃない?あ、セルティからメールだ!それじゃあ僕はここら辺で失礼するよ。愛しのセルティィィイイ!!」 「来た意味あったのか?……あぁ、ひとつだけ言わせてもらう。アイツの気持ちはアイツ自身にしか分からねぇし、俺らが理解出来るようなモンじゃないと思うぞ」 「さすが男前!」 「……その、なんだ、きちんとした答えになってなくてすまなかったな」 まあ、折原はツンンデレなんじゃないですかね。実はウブなんじゃないですかね。恥ずかしがり屋さんなんですよ、彼は。 きっと話が進むにつれて、折原も徐々に感情を表に出してくるはずです。果たして夢主ちゃんがそれに気付くかどうか…それによって今後の展開も変わるでしょうね。 どうやらはっきりとした答えはまだまだ期待できないようですが、生暖かい目で見守ってやってあげて下さい^^ 『それでは最後に臨也さんから一言いただきましょうか!』 「み‐ちゃんさん?」 『いや、呼び捨てで良いんじゃない?』 「……み、み‐ちゃん。質問どうもありがとう。これからもよろしく」 『なに頬赤らめてんですか気色悪い』 「うっさい」 |