宝物 | ナノ

 
 
※マイルさんは茶季さん宅のオリキャラです

※そして天使なアルトちゃんの保護者的な何かです

※(青髪アシメ+泣きボクロ)×料理と裁縫が得意−独身アラフォー(笑)=ただのイケメン

※↑絶対的な方程式

※彼はおっさんじゃない、ただのイケメンであると主張

※要するに俺得だよ!……まあ、私が幸せならそれでry



〜 〜 〜



平和なあまり時間の流れがゆっくりに感じるこの島

なので6時起きの自分は早い方だ

そして我が家の他二名の男らは基本遅い。遅いし、昨晩馬鹿みたいに飲んでいたので起きるのは昼頃だろう


「ん、あぁー…ッ!片付けなきゃ…」


どうせ瓶とか散らかってるだろうし


ボサボサの髪を掻きながらため息を一つ

早朝から何故こんなことをしなければならないのか………ムカつくからリビングで雑魚寝をしているであろう二人を踏みつけようと思う





「マイルさんッ」

「うおっと…」

「おはよー」

「んー、おはよー」


顔を洗いサッパリしたところに、軽い衝撃がきた

視線を向けるとお腹の辺りに白い頭が


もちろんこの人物は我が家の大切な大切な子供、なまえだ


「今日は早いねぇ」

「うん!お腹空いた!」


ペコペコー!と言ってふにゃふにゃ笑うなまえを抱っこ

その行為にさらに彼女は喜ぶ


「………うん、充電できたかな」

「なに?」

「なんでもないよ」


この先にあるおっさん二人と瓶の山を見る前にこの笑顔が見れてよかった(じゃないとおれ、ストレスが溜まっちゃうよ)

なまえのお腹のために軽くでも片付けて、早くご飯を作らなければ

そう思い部屋に足を踏み入れる


そこには案の定おっさん二人が大の字で寝ていた(うっわ、超邪魔)

しかし瓶の方は量こそは想像通りだが、そのたくさんの瓶は散らかってはおらず、一ヶ所に集まっていた


その光景に目をパチクリさせていると、腕の中のなまえが得意気にいひひと笑った


「あんね、あんね!なまえ頑張って片付けしたの!」

「……これ、なまえが?」

「うん!マイルさんのために頑張ったんだよ」


いっぱいあった瓶をいっぱい片付けたんだ、えっへん!なんてちっちゃい手でブイサインをするこの子にキュンッときたのは……仕方ないだろう(だっておれ、なまえ大好きだし)(…う、かわいい)





「…じゃあ、今日はなまえの頑張りのお礼に、朝からご馳走作っちゃおっかな」

「やったぁ!なまえね、ハンバーグが食べたい!」

「…………朝から?」

「うん、食べたい」


…………まぁ、いいか

起きてから大分経ってるみたいだし


「じゃあ、急いで作るね」

「やったぁーい!!」


なまえを抱え直し、寝ている二人を力の限り踏みつけてやった



さて…我が家唯一の癒しであるなまえために、今度はおれを頑張りましょう!





日常茶飯
【にちじょうさはん】
日常的なごくありふれたこと



「あの、すいませんマイルさん。おれら二日酔いなんスけど」

「きぼぢばぶい…」

「トイレ行け」

「………父ちゃん、ダンさん。ハンバーグ、嫌い?」

「「…え?」」

「………ごめんなさい。なまえ、ハンバーグ食べたかったの…」

「「……………」」

「…で、二日酔いがなんだって?」

「「……………」」






「ダ、ダン食うぞォォォオオ!!!」

「え!でもあんた吐きそうなんじゃ…」

「関係あるかァァア!!食うぞおぶぷぅ…ッ!」

「トイレ行けェェェエ!!」




「くさパッパ」のリク企画に参加させていただきました。

もうほんと、あそこのオリキャラちゃん達が好きすぎて生きるのが辛い。切実に。そして文才を分けていただきたいですはい。

茶季さん、十万打おめでとうございます!そして素敵なほのぼの風景をありがとうございました。ごちそうさまです^p^←

 
 
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