ついったログ | ナノ




■臨也
「なに、まだ起きてたの?」「…寝れなくて」ようやく仕事を終え帰宅した臨也は、部屋へ入るなり布団から顔を覗かせた私を呆れ顔で一瞥した。「仕方ないじゃない、目が冴えちゃったんだもの」「はいはい」口ではそう言いながら、髪を撫でる手は優しくて、私はそっと目蓋を下ろした。



■学生臨也
真っ白なプリントの端には小さな落書き。ふと影が落ちたと思えば「こんなのも出来ないわけ?」誰かが背後から覗きこむ。間違えるはずもない彼の声に、私の体温と心拍数は急上昇した。「ねえ、耳、赤いよ」なんて。分かってて言うんだから本当に狡い。「…折原くんの意地悪」




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