ついったログ | ナノ




■キース
「ただいま、そしてただいま…」「わ、キース…?」帰ってくるなり抱きついてきた彼の声には、どうにもいつもの元気が無い。首筋に顔を埋めるキースの髪をそっと撫でれば、腰に回った手の力がわずかに強まった。たまにはこうするのも良いけど、早く、いつもの貴方に戻ってね。



■日々也
「いいか、俺が寝るまでここにいるんだぞ!」「はいはい」「ぜ、絶対だからな…!」なんて、それはほんの五分前のこと。寂しいならそう言えば良いのに、ずいぶん可愛らしい王子さまだこと。いつの間にか小さく袖を握る日々也に、思わず笑いが零れた。




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