結局何だったの(ブン太と跡部)








「…似てるな」

「誰に?」


バクバクと目の前に山盛りに積まれたスイーツを食べていたら、跡部がふいにそんなことを呟いた。


あ、何で俺が跡部といるかといいますと。いつもの様にバイキングに行こうとしたら、途中でばったり遭遇しバイキングに行ったことがないと言う彼を連れてきてやったんです。
バイキング行ったことないとか人生の半分は損してるだろい…
お金持ちなのも、結構可哀想なもんだ。



「お前知ってるよな?うちのジロー」

「ああ、アイツ?俺と似てるか〜?」

「見た目とかじゃなくてその食欲が凄いとことか、がな」

「ジロくん食うイメージないけど…」

「アイツはそんな食わねえよ…
食うんじゃなくて、ジローは寝るんだよ」

「あー…うん、すっげえ寝るよな。でもそれとこれ何が似てる訳?」

「人間が生きていく上で必要な欲求が異常なとこがだよ」

「うーん?わかるようなわかんねえような?」

「聞くな……まあ、あんま気にしなくていいぜ。俺がそう思っただけだからな」


そう言って、俺の皿からショートケーキを一口食べた跡部は甘いとか文句垂れてたけど何勝手に食ってんだよい!



120418


特にオチはない。




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