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「好きになれば、性別なんか関係なかろう」 久々に一緒に昼御飯を食べていたら、不意に言われたこの一言。 「…さすがだね仁王は。俺のことよくわかってる」 「じゃあ付き合わん?」 「ごめん、それは無理」 お互いに心にもない言葉を交わして、クスクス笑う。 仁王は一番俺の気持ちをわかってくれるから、だから好きになれない。 だって俺は、俺のことを全くわかってはくれない、思い通りになんて決してなってはくれない…そんな真田に惹かれるから。 「ま、俺じゃダメな理由もちゃーんとわかっとるけどな」 「だろうね」 仁王が言った通り、好きになってしまえば性別なんか関係ない。 だって俺が好きになったのは、真田の本質なんだから。 本質に、女も男もないだろう? さて、俺だけを見てもらえるようにどうやって彼を振り向かせようか。 いつか真田が一生俺の隣にいてくれるって誓ってくれる日がきたら、幸せ過ぎて死ねるかもしれないな。 求める (君がほしい。これって張りじゃないよね?) 120306 幸真というより幸→真かと思いきやの既に二人は両思い。 |