「ユウジ先輩はあれですか、アホですか」 「よーし財前、今日がお前の命日や」 この生意気な後輩、財前は確か謙也が大好きだったはず。 なのに最近は俺にばっかり突っかかってくる。 なんや、俺が好きになったんか?残念やけど俺には小春がおんねん。 大人しく謙也んとこ戻りやー。 「先輩ーさっきから何考えとるんすか。俺のこと?」 「関係あらへん!死ね!」 「生きる」 「敬語使えや!」 なんか…コイツと一緒にいると飽きんって謙也が言うとったけど、ホントに飽きん。 独特なんはみんな同じやけど財前のはまた別だ。 「俺はこんなにユウジ先輩のこと考えとるのに」 「は?」 「せやから、先輩のことで頭いっぱいなんすわ。 好きです、ユウジ先輩」 「な……」 「な?」 「なんでやねん!」 110926 (そこでツッコミ入れられるとは、思っとりませんでした) (後輩から、しかもおおおお男から告られたら誰だってツッこむわ!!) (何で男で吃ってん(笑) 自分かていっつも男に告っとるやないか) (………そうやった) (あほやー好きやー) (だからなんでやねん!) |